”基礎は大切に、でも、とにかく楽しく!”
音楽は美しく、感動を与え、心を揺さぶるもの。
喜びも、悲しみも、怒りも、癒しも、人間の持つすべてを表現できます。
美しい音楽を奏でるためには、どうしたって基礎は大事。
でも、その練習のために、”音楽” が、”音が苦” になってしまっては、本末転倒ですよね。
私は幼少期から音楽の競争社会の中で育って来たので、自分がいったい何のために音楽を勉強しているのかわからず、ずっとモヤモヤとした気持ちの中にいました。
学生時代が終わって競争社会という環境から解放されて、初めて、純粋に音楽を探求していく楽しさを知り、あれだけ大嫌いだった ”練習する” ということが、まったく苦でなくなりました。
もっと早くから、この喜びを知っていたら、どんなに楽しかったでしょう。
ですから、本格的に学びたい方であっても、趣味として習いたい方であっても、生徒さんには、とにかく楽しみながら音を奏でていただきたいのです。
レッスンの途中で、「楽しい~!」と何度も言ってくださる生徒さんがいます。
私は内心、「あ~、喜んでもらえているようで、本当に良かった」とほっとしています。
大学に合格されて、忙しくなるので音楽教室を退室された18歳のお嬢さんから、小さなお手紙をいただきました。
今まで大変お世話になりました。
私は、先生のおかげでもっと音楽が好きになりました。
とっても楽しかったです!
ありがとうございました。
このお手紙は、私の宝物。
そして、私にとって大きな励みとなっています。
皆さまとご一緒に、”楽しい音楽の時間” を過ごせていけたらと、心から願っております。
チェチリア音楽教室 安倍由美子